苔と青もみじが美しい、緑の癒しスポットへ

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東福寺(本坊庭園)

東福寺(本坊庭園)

緑色には、心理的なリラックス作用をもたらす効果があるとされ、観葉植物や苔テラリウム(コケリウム)など、生活に“緑”を採り入れられている方もきっと多いことでしょう。
お寺や神社の多い京都には、青もみじが映えるお庭が多くあります。今回はその両方を存分に楽しめ、大きく深呼吸したくなるような癒しスポットをご紹介します。苔が本来の美しさを覗かせる、梅雨の時季に訪れるのもおすすめですよ。

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【三千院】緑のお庭と“わらべ地蔵”に癒される

  • 聚碧園

    聚碧園

  • 青もみじと苔に加え、サツキやツツジの刈込みも多い

    青もみじと苔に加え、サツキやツツジの刈込みも多い

のどかな大原の里で、たっぷりと緑に浸ることができる三千院。まずは「緑を集めるお庭」を意味する客殿前の「聚碧園(しゅうへきえん)」を鑑賞しましょう。例年、6月中旬まではサツキが彩りを添えますが、見頃を終えた後、8月下旬頃に咲く秋海棠(しゅうかいどう)の時季までは、文字通り、一面が“緑のお庭”になります。
  • 往生極楽院の周りは苔の宝庫

    往生極楽院の周りは苔の宝庫

  • わらべ地蔵

    わらべ地蔵

境内の中で最も青もみじと苔の美しさに魅了されるのが、宸殿から往生極楽院周辺に広がる「有清園」。言うまでもなく、日々お手入れはされているのですが、気取ることの無い、自然体の美しさを感じられるお庭です。特に雨の日は、山麓に佇むこともあってか、神秘的な風情が感じられ、どこか“現実離れ”した心地に誘われます。 

また、往生極楽院と言えば、アイドル的存在の“わらべ地蔵”もお忘れなく♪ まるで苔の布団に寝転がっているかのよう。いかにも気持ち良さそうなわらべ地蔵の表情にもまた癒されそうですね。

■三千院
【拝観時間】9:00~17:00
【拝観料】700円、抹茶800円
【アクセス】京都バス「大原」バス停から徒歩約10分 Google map
【公式ホームページ】https://www.sanzenin.or.jp/
【公式Facebook】https://www.facebook.com/kyotooharasanzenin/
【公式Instagram】https://www.instagram.com/sanzenin_temple_official/

【実光院】趣の異なる2つのお庭

  • 契心園

    契心園

  • 心字池で存在感を放つ、苔むした石

    心字池で存在感を放つ、苔むした石

三千院を後にしたら、北へ歩いてすぐの場所に位置する実光院へ。勝林院を本堂とする僧坊のひとつで、2つのお庭が楽しめます。客殿南側の「契心園」は池泉鑑賞式庭園。律川より水を引き入れた透明度の高い心字池を中心に、モミジや苔が生き生きとしています。池のなか、苔玉のように苔むした石は水面に映り込む風景が綺麗♪ ぜひ、抹茶をいただきながら鑑賞しましょう。

旧理覚院庭園

旧理覚院庭園

一方、客殿西側に広がるのは大原の山並みを借景とした開放的な「旧理覚院庭園」。かつて理覚院というお寺があった場所で、昭和の戦後から歴代住職が自らお庭を整備されてきました。なかでもモミジが植わる南側の苔が美しく、お庭を歩きながら間近で眺めてみてくださいね。

■実光院
【拝観時間】9:30~15:30 ※季節により異なる
【拝観料】600円(抹茶付は1,100円)
【アクセス】京都バス「大原」バス停から徒歩約12分 Google map
【公式ホームページ】https://jikkoin.com/
【公式X】https://x.com/jikko_in/

【東福寺】“苔アート”のような市松模様のお庭

  • 特に通天橋の南側エリアに苔が多い

    特に通天橋の南側エリアに苔が多い

  • 雨の日は“雨音”にも心癒されそう

    雨の日は“雨音”にも心癒されそう

京都駅からJR奈良線でひと駅、京都屈指の紅葉狩りスポットとして絶大な人気を誇る東福寺もまた、緑鮮やかな境内が広がります。紅葉名所のイメージから、モミジに注目しがちですが、通天橋エリアは苔も豊富。お庭に巡らされた園路から楽しむのも良いですが、通天橋の欄干などを額縁に見立てて、緑のアート作品のように鑑賞するのもおすすめです。
  • 本坊庭園(北庭)

    本坊庭園(北庭)

  • さまざまなアングルで眺めてみましょう

    さまざまなアングルで眺めてみましょう

東福寺といえば、昭和の名作庭家 重森三玲によって造られた本坊庭園も見逃せません。特に一度は見ていただきたいのが、苔と切り石によって造形された市松模様が印象的な北庭です。曇りや雨続きの日を狙って拝観すれば、苔の青々とした光景に出会える確率が高くなりますよ。

⇒市松模様のお庭が生まれたきっかけとは…?

「そうだ 京都、行こう。」オリジナルデザインの刺繍お守り

「そうだ 京都、行こう。」オリジナルデザインの刺繍お守り

ここでおすすめ情報をご紹介しましょう。「EX旅先予約」では「通天橋・開山堂エリア」の拝観と、「そうだ 京都、行こう。」オリジナルデザインの刺繍お守りがセットになった特別プランを販売中(本坊庭園の拝観は要別途料金)。本堂(法堂)の天井に描かれる「蒼龍図」をモチーフにした、かっこいいお守りです。

また、東福寺では夜間特別拝観イベント「ZEN NIGHT 東福寺」が7月5日(日)まで行われています。同イベントと「そうだ 京都、行こう。」がコラボレーションし、「EX旅先予約」ではお得な割引チケット、書院や特別展望台(通天台)に入場できるEX特別観覧エリア入場付チケットをご用意。夜の東福寺も楽しんでみてはいかがでしょう。

⇒「【東福寺×そうだ 京都、行こう。】オリジナルデザインの刺繍お守り授与」の詳細・申込みはこちら 

⇒「ZEN NIGHT 東福寺」プランの詳細・申込みはこちら

■東福寺
【拝観時間】9:00~16:30(受付終了16:00)
【拝観料】通天橋・開山堂600円、本坊庭園500円
【アクセス】JR奈良線「東福寺駅」から徒歩約10分 Google map
【公式ホームページ】https://tofukuji.jp/
【公式Instagram】https://www.instagram.com/tofukuji_zen_temple/

【妙心寺 桂春院】素敵な「侘びの庭」と切り絵御朱印

桂春院妙心寺に建つ40余りの塔頭の中でも、1年を通して拝観できる数少ないお寺。院内に4つのお庭を有しますが、すべてが国の名勝及び史跡に指定されています。
  • 侘びの庭

    侘びの庭

  •  5月から「侘びの庭」をイメージした切り絵御朱印(1,500円)が登場しています

    5月から「侘びの庭」をイメージした切り絵御朱印(1,500円)が登場しています

  • 真如の庭

    真如の庭

  • 軒先の風鈴が涼やかな音色を奏でます

    軒先の風鈴が涼やかな音色を奏でます

特に緑が映えるのは「侘びの庭」と「真如の庭」です。茶室に付随する露地庭園「侘びの庭」は、苔や青もみじのみならず生垣も相まって、緑のグラデーションが綺麗。この風景を前に抹茶を拝服することがおすすめの過ごし方です。今年は「侘びの庭」をイメージした切り絵御朱印も登場しています。よく見ると御朱印には抹茶も描かれ、お庭でのひとときを思い出させてくれる素敵な一枚です。

方丈前の「真如の庭」も苔や青もみじ、生垣の緑に包まれ、毛氈や椅子に座して、ゆったりと気楽に鑑賞できます。

お庭を歩きながら苔鑑賞♪

お庭を歩きながら苔鑑賞♪

「真如の庭」の生垣の向こうにも、実は美しい風景が! そこに広がるのは、寺院や住宅が立ち並ぶ周辺環境を忘れてしまうような自然美に溢れたお庭。こちらはスリッパをはいて歩きながら楽しめますので、気になる苔をみつけたら間近で観察してみてください。

■妙心寺 桂春院
【拝観時間】9:00~17:00(受付終了16:30)
【拝観料】500円、抹茶800円
【アクセス】市バス「妙心寺北門前」バス停から徒歩約5分、JR山陰本線(嵯峨野線)「花園駅」から徒歩約20分 Google map
【公式ホームページ】https://keishunin.com/
【公式Instagram】https://www.instagram.com/keishunin/

【常寂光寺】『百人一首』ゆかりの地で浸る“緑の世界”

  • 仁王門と末吉坂

    仁王門と末吉坂

  • 末吉坂に迫る“苔の壁”

    末吉坂に迫る“苔の壁”

『百人一首』と縁の深い、小倉山の山麓に佇む常寂光寺。嵯峨野を代表する紅葉名所とあって、境内全域でモミジを多く見られますが、仁王門の周辺は苔の生育も見事です。とりわけ、なだらかな末吉坂周辺は、まるで緑の海底にでも沈んだかのような心地に。坂の片側には“苔の壁”が迫り、屈まずに目の前で苔を観察することも可能。少し目を向けるだけで、色々な種類の苔が分布していることに気づかされます。
  • 仁王門の北側エリア

    仁王門の北側エリア

  • 本堂裏も苔と青もみじが美しい

    本堂裏も苔と青もみじが美しい

本堂周辺や多宝塔の周りでも青もみじや苔を楽しめますが、お庭の小径を通って、仁王門の北側(末吉坂の東側)にもぜひ足を運んでみてください。末吉坂や仁王門に気を取られると、つい見逃しそうになるエリアですが、一面に広がる緑が美しい癒し空間を目にすることができます♪

■常寂光寺
【拝観時間】9:00~17:00(受付終了16:30)
【拝観料】600円
【アクセス】JR山陰本線(嵯峨野線)「嵯峨嵐山駅」から徒歩約15分 Google map
【公式ホームページ】https://www.jojakko-ji.or.jp/
【公式Instagram】https://www.instagram.com/jojakkoji/

【祇王寺】フカフカ♪ 緑のじゅうたんが広がる苔庭

  • 緑のお庭に佇む茅葺き屋根の草庵

    緑のお庭に佇む茅葺き屋根の草庵

  • 苔庭を中心に小径が設けられています

    苔庭を中心に小径が設けられています

  • 境内の苔の一部を展示する「苔棚」

    境内の苔の一部を展示する「苔棚」

「京都の苔名所は?」と問われると、真っ先にこのお寺を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。常寂光寺から歩いて10分ほどの場所に位置する祇王寺です。 

境内の大部分を青々とした苔庭が占め、四季を通して50種以上が生息するといいます。さっと拝観するなら10~15分ほどの広さではありますが、苔の美しさに思わず足を止めてしまうことでしょう。
  • 庭に落ちる木漏れ日も美しい

    庭に落ちる木漏れ日も美しい

  • 草庵の丸窓「吉野窓」は、緑葉を透かした日差しが障子に色とりどりの色彩を映すことから別名「虹の窓」とも♪

    草庵の丸窓「吉野窓」は、緑葉を透かした日差しが障子に色とりどりの色彩を映すことから別名「虹の窓」とも♪

秋は“散りもみじ”で名を馳せますが、今の時季は青もみじが魅了します。よく眺めるともみじの木が印象的な形状をしているように思えませんか? 独特のうねりとともに背を伸ばし、少し高い位置で天蓋のように葉をつけているものが多いのです。晴れの日は、日光もどこか緑色を纏うかのようにお庭に降り注ぎ、輝く緑の世界を美しく演出します。

■祇王寺
【拝観時間】9:00~17:00(受付終了16:30)
【拝観料】500円
【アクセス】市バス「嵯峨釈迦堂前」バス停から徒歩約15分 Google map
【公式ホームページ】https://www.giouji.or.jp/
【公式X】https://x.com/giouji_kyoto

【宝厳院】苔むす巨大な“獅子岩”は必見!

  • 苔生した巨大な獅子岩

    苔生した巨大な獅子岩

  • 獅子吼の庭

    獅子吼の庭

宝厳院渡月橋から歩いて5分ほどにある天龍寺の塔頭寺院で、例年、春と秋に特別公開が行われます。見どころはなんといっても、嵐山を借景とする「獅子吼(ししく)の庭」。春はしだれ桜や石楠花、ツツジなどが彩りますが、5月下旬頃からは花も少なく、“緑一色”の風景を楽しめます。
  • 抹茶と落雁 1,000円

    抹茶と落雁 1,000円

渡月橋や竹林の小径などは、平日休日問わず大勢の観光客で賑わいますが、宝厳院の境内は比較的静か。今の時季はお庭をゆったりと楽しむことができ、意外にも嵐山観光の“穴場”と言えるかもしれません。
お茶席も用意されていますので、緑を眺めながらひと休みをどうぞ。
  • 書院の絶景リフレクション

    書院の絶景リフレクション

  • 夜の獅子岩

    夜の獅子岩

  • 足元灯も綺麗です

    足元灯も綺麗です

特別公開は6月末までですが、6月21日(日)までの土日には青もみじライトアップ(「EX旅先予約」で要事前申込み)が行われています。昼間とは異なる、青もみじと苔が織りなす幻想的な世界にうっとり… 通常非公開の書院からは美しいリフレクションを楽しめます。開催日はあとわずか。初めての試みとなる初夏の青もみじライトアップをお見逃しなく。

⇒「宝厳院 夜間貸切特別拝観~青もみじのリフレクションを楽しむ~」の詳細・申込みはこちら

■宝厳院
【拝観時間】9:00~17:00(受付終了16:45)
      ※春の特別公開は2026年6月30日(火)まで
【拝観料】700円
【アクセス】市バス「嵐山天龍寺前」バス停から徒歩約5分、JR山陰本線(嵯峨野線)「嵯峨嵐山駅」から徒歩約15分 Google map 
【公式ホームページ】https://hogonin.jp/
【公式Instagram】https://www.instagram.com/arashiyama_hogonin/

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⇒宝厳院の見どころガイドはこちら

「苔庭めぐりパスポート」を持って、名所を巡ろう♪

  • 苔庭めぐりパスポート(イメージ)

    苔庭めぐりパスポート(イメージ)

最後に嬉しい情報をお届け♪ 記事でご紹介した6寺院〈三千院・実光院・東福寺(本坊庭園)・妙心寺 桂春院・常寂光寺・祇王寺〉からお好みの4寺院を拝観できる「苔庭めぐりパスポート」を「EX旅先予約」で販売しています。電子チケットからの引き換えは、旅の玄関口「京都駅」南北自由通路にある京都総合観光案内所(京なび)にて。京都旅の“必携の1冊”にいかがでしょうか? 

⇒「苔庭めぐりパスポート」の詳細・申込みはこちら
※掲載内容は2026年6月10日時点の情報です。最新情報は各掲載先へご確認ください。

Written by. 「そう京」編集部

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